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十五夜お月様 [┣小ネタ(in FF)]

せっかくの十五夜だってのに、月見どころか雨風吹き荒れ真っ只中でした。
まあ、そんなに本格的な月見はしないからいいんですけどっていうか、文句を言っても天気は変わりませんからね。
こうやって大人は諦めを覚えていくんだな。うん。

でもほら。
大人の年齢の誰かさんは、空を見上げて、がっかりしそうでしょ?



5「(しょんぼり)」
8「どうしたんだ?」
5「……十五夜なのに、台風なんだ(がっかり)」
8「……(……それは……)」
5「月見団子やお供えを作ったりススキを飾ったりして、月見楽しみにしてたのに……」
8「……(……まあ、おまえはそうだろうな)」
5「分かってくれるか?!!!」
8「……(同意はできかねるが、おまえがひどくがっかりしている事はよく分かる)」
5「うんまあ、……それだけでもいいや(しおしお)」

8「……」
5「?」
8「すまない」
5「……え?」
8「おまえががっかりしているのは分かっているが、……何かこう、気の利いた代替案とかが思い浮かばない」
5「あ、いや! そんなコト気にしなくていいって!」
8「……逆の立場なら、きっとおまえは何か楽しい方法で、月見を遂行しただろう」
5「っ!」
8「どうした?」
5「そっかそうだな! しょげててもつまらないもんな!」
8「……? あ、ああ……(おまえが立ち直ったなら、何でもいいか……)」
5「よし! 部屋の中にフェイクのフルムーンを作ろう!」
8「……(さすがだ)」
5「黒い布を丸く切って、そこに黄色のセロファンを貼って、と」
8「……」
5「よーし、これで他の電気を全部消せば、お手軽満月の完成だ!」
8「……ちょっと待て」
5「ん? ナンだ?」
8「十五夜の満月には、やはりこれが必要だろう」
5「うさぎの着ぐるみ~?!!! 何でこんなもん持ってんだよ?!!!!」
8「おまえがこれを纏い跳ねることにより、十五夜フェイク満月は完成する!!!!!」
5「待て待て待て! だからなんでこんなもん持ってるとか、ナンでおれが着なきゃいけないとかの説明を!!!」
8「普通の満月なら今のままでもいいが、やはり十五夜の月にはうさぎが必要だ」
5「いや、あの……だからナンでおれが?!!!」
8「ここには、俺とおまえしかいない」
5「おまえがやればいいじゃん!!!」
8「……いいのか?」
5「……」
8「……」
5「…………ごめん」←想像してしまったらしい。
8「……」
5「って、だからってナンでおれが着るんだよ!!!」
8「仕方が無いから、耳だけで許容してやってもいいが……」
5「……み、耳だけなら」
8「交渉成立だな」
5「み、耳だけだぞ!」
8「まあ、仕方が無い」
5「……ナンでこうなった?」
8「さあ、月見をしよう!」←楽しそう


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