St.Valentine's Day in FF

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FFの世界にあるのか分からないが、バレンタインデーである。
バッツさんからのチョコを貰いホクホクしていたスコールさんですが、今年はスコールさんにも頑張ってもらいましょう。



花屋「よお、兄ちゃんいらっしゃい！　恋人に花束かい？」
8「……ああ、バレンタインだしな……」
花屋「ああ、いいねえ。愛はキチンと形で伝えないとな！」
8「そうだな。……お薦めはあるだろうか」
花屋「ああ、兄ちゃんに似合いそうなのはやっぱり薔薇だな」
8「……薔薇、か」
花屋「色や本数によっても意味が違うから、相手に伝えたいことを思い浮かべて選ぶと良いぞ」
8「ふむ、……多ければ良いと言うワケではないのか……」
花屋「一緒にプロポーズも考えてるんだったら、12本か99本の赤い薔薇だな」
8「いや、もう結婚はしているので……」
花屋「え？　あんたその若さで妻帯者か！！！」
8「愛に年齢は関係無い！」(力こぶ)
花屋「あ、ああ。すまないな。じゃあ、永遠の愛を誓うとかそんなとこか」
8「……そう、だな(……永遠の愛、か……。良いな……)」
花屋「永遠なら50本、99本、1001本……」
8「……1001本か……(1001本買って帰ったら、さすがに怒られるだろうか)」
花屋「結構な量になるから、普通の家に買っていくなら50本以下が良いぞ。……重いしな」
8「売る方がそれで良いのか？」
花屋「ああ、あんた本気で1001本買っていきそうな顔していたからな。今日は何もしなくても薔薇が売れる日だから、そんなに売りつけるつもりは無いさ」
8「そうか……、じゃあ50本。……赤が良いんだろうか」
花屋「白やピンク、相手によっては奇跡の青なんてのも良いかもしれないぞ」
8「青、か……」

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8「ただいま」
5「おかえ……、おお、すんげえ花束だな！」
8「ああ、その、今日はバレンタイン、だから……」
5「あ、そ、そか……、うん、ありがとう！　嬉しいぞ///！」
8「……(きっと、薔薇の花言葉とかは知らないだろうな。でも喜んでくれているから、それで……)」
5「はは、青い薔薇50本か。うん、おまえの気持ちはしっかり受け取ったぞ！」
8「……っ！！！　(知ってたのか！！！)」
5「……奇跡の愛を永遠に、ってとこかな」
8「……っ……(正しく読み取っている……)」
5「おまえ、おれが分からないと思ってたのか？」
8「……いや。あの……」
5「ははは、冗談だ。ありがとな。さて、花瓶を探さないとな」
8「……(知っていたのか……)」
5「ほら、チョコレートケーキも作ってあるから、まず手を洗ってこい」
8「……あ、ああ」
5「ん～、青は爽やかで良い香りだな～♪」

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