今年こそ！ [┣小ネタ(in FF)]
やるぞ、St.Valentine's Day!
ただし残念なことに、相変わらず本編は進行していないので、困った時の「in FF」夫婦頼み。
8「……」
うん、あの。
脳内ではちゃんと本編も進んでいるんだけど、どうもほら「現実は優しくない、そうでしょ？」
文句はTOをあんな面倒ドS仕様にした松野さんまで。←ええーっ？
【バレンタインデー前日のアレクサンドリア】
5「姫、姫ーーっ！」
ダ「こんにちは、バッツさん。いつもお元気ですね」
5「頼みがあるんだけど……」
ダ「わたく……わたしに？」
5「おれの代わりに、買い物してくれないかな？ お願い、この通り！」
ダ「そんなに真剣に拝まなくても(笑)、……何を買ってくればいいのですか？」
5「うん、これこれ」⇒買い物メモ
ダ「……クーベルチュールスイート、製菓用エキストラビターチョコ、製菓用ホワイトチョコ、生クリーム、ココアパウダー、アラザン、オレンジキュラソー、グランマニエ、コアントロー、この季節限定の珍しい輸入チョコを適当にいくつか……」
5「輸入チョコは、お姫様が美味しそうと思ったヤツを適当に選んでくれればいいから！」
ダ「……」
5「あれ、どうかした？」
ダ「このお買い物はベアトリクスに行かせてもいいのでしょうか？」
5「うん、女性だったら別に誰でもいいんだけど……」
ダ「え？」
5「お姫様は忙しかったか、……ゴメンな」
ダ「え？ あの、そうじゃなくて……」
5「ん？」
ダ「ジタンに、頼まれたのかと思って……」
5「ジタン？ ジタンがおれに何を頼むって？」
ダ「その……、バレンタインのチョコが欲しい、とか……」
5「ジタンはそういうことは頼んでこない」
ダ「……」
5「他力本願なヤツじゃないからな」
ダ「……じゃあ、これは……」
5「すっかり忘れてて、まったく用意してなかったんだ」
ダ「……」
5「すっとぼけちゃおうかとも思ったんだけど、スコールが楽しみにしているみたいなんで……」
ダ「……(想像できるわ)」
5「でも！ 今の時期に、男がチョコ売り場行くのって、すっげー肩身が狭いんだよ！」
ダ「どうしてですか？」
5「だって、『もてない男が、見栄張るためにチョコ買いに来てる～』とか思われたら嫌だし」
ダ「……はあ」
5「しかも買うものがコレだから、『義理じゃなくて本命に見せかけたいみたい』とかさー」
ダ「そういうことは全然気にしないのかと思っていたので、少し意外です」
5「おれだって、結構繊細なんだぜ」
ダ「……ふふふ」
5「あ、笑ったな！」
ダ「ふふ、分かりました、わたしがお買い物してきますね」
5「ありがとう、姫！」
ダ「あ、……お買い物の代わりに、わたしからもお願いがあるのですが……」
5「うん、ナンだ？」
ダ「姫という呼び名は止めてくれると嬉しいです」
5「うん分かった、ダガーでいいか？」
ダ「はい」
▼
▼
▼
ダ「はい、足りないものは無いですか？」
5「うん大丈夫！ 助かった！ ありがとな、ダガー」
ダ「どういたしまして」
5「じゃあ、これはお礼だ」⇒輸入チョコ
ダ「え、そんな！ お礼なんていいですよ」
5「チョコレート、嫌いか？」
ダ「嫌いじゃないですけど……。これはスコールさんにあげるのではないですか？」
5「いや、この時期しか買えない珍しいチョコだから買っただけで、スコールにあげるのはちゃんとおれが作るぞ」
ダ「……」
5「な、お礼の気持ちだから」⇒再度の輸入チョコ
ダ「……お礼、なら……」
5「ん？」
ダ「……///、……わたしでも作れるチョコレートを教え……」
5「よし分かった！ 失敗しないヤツな！」
ダ「……ありがとう///」
▼
▼
▼
8「……ただいま」
8「……(……凄いチョコの匂いだな)」
8「……(……明日のバレンタイン、か？)」
8「……ふ」
8「……」
8「……(出迎えが無い)」
8「……(……キッチンにいるのか？)」
ダ「……こんな感じで良いのでしょうか？」
5「お、上出来上出来！ あとはココアパウダーをかけてラッピングしたら完成だな！」
ダ「……ふう」
5「さて、じゃあ、おれからダガーに友チョコな」⇒スプーンチョコ
ダ「まあ、スプーンの上にチョコレート！ トッピングが可愛いですね」
5「それをホットミルクに入れてクルクル回すと……」
ダ「あ、ホットチョコレートですね！」
5「ちょっとだけコアントローを入れているから香りも良いし、寝る前にちょうど良いぞ」
ダ「はい、ありがとうございます」
5「あ、ダガー」
ダ「はい？」
5「ほっぺたにチョコレートが付いてるぞ」
ダ「……あ」
5「ああ擦っちゃダメだ、動くなよ」
ダ「はい」
8「……(ジタンが見たら、怒り狂いそうだな)」←そういうスコールも覗き見中
5「よし取れた！」
ダ「ありがとうございます」
8「……(やっぱり、バッツクオリティか……)」
5「ダガー、晩飯食っていくか？」
ダ「あ、え？ もうそんな時間ですか？ そろそろお暇しないと……」
5「あーそっか、ダガーは忙しいから、引き止めたら悪いな」
ダ「ごめんなさい」
5「うん、じゃあ。明日頑張れよ」
ダ「はい、頑張ります」
8「……(良かったな、ジタン)」
▼
▼
▼
5「よ、おかえり！」
8「……ただいま」←改めて帰宅しなおした
5「メシ今から作るんだ。ちょっと待っててくれよ」
8「……バッツ」
5「ん？」
8「チョコレートが付いてるぞ」
5「え？ どこに？！ ほっぺたかな？」
8「擦るな、動くなよ」
5「うん、……ん？ ……んん？」
8「……」
5「……ん゛ん゛ーっ……」
8「ご馳走様」
5「おまっ！！ 不意打ちかよ？！ バレンタインのチョコやらないぞっ！！！」
8「食べ物を粗末にするなと教わらなかったのか？」
5「……くううう」
8「楽しみにしている」
チョコレートが付いていた場合。
綺麗にふき取ってあげるのがバッツさんクオリティ。
『食べる』を発動して怒られるのがスコールさんクオリティ。←相手バッツ限定ですが。
ただし残念なことに、相変わらず本編は進行していないので、困った時の「in FF」夫婦頼み。
8「……」
うん、あの。
脳内ではちゃんと本編も進んでいるんだけど、どうもほら「現実は優しくない、そうでしょ？」
文句はTOをあんな面倒ドS仕様にした松野さんまで。←ええーっ？
【バレンタインデー前日のアレクサンドリア】
5「姫、姫ーーっ！」
ダ「こんにちは、バッツさん。いつもお元気ですね」
5「頼みがあるんだけど……」
ダ「わたく……わたしに？」
5「おれの代わりに、買い物してくれないかな？ お願い、この通り！」
ダ「そんなに真剣に拝まなくても(笑)、……何を買ってくればいいのですか？」
5「うん、これこれ」⇒買い物メモ
ダ「……クーベルチュールスイート、製菓用エキストラビターチョコ、製菓用ホワイトチョコ、生クリーム、ココアパウダー、アラザン、オレンジキュラソー、グランマニエ、コアントロー、この季節限定の珍しい輸入チョコを適当にいくつか……」
5「輸入チョコは、お姫様が美味しそうと思ったヤツを適当に選んでくれればいいから！」
ダ「……」
5「あれ、どうかした？」
ダ「このお買い物はベアトリクスに行かせてもいいのでしょうか？」
5「うん、女性だったら別に誰でもいいんだけど……」
ダ「え？」
5「お姫様は忙しかったか、……ゴメンな」
ダ「え？ あの、そうじゃなくて……」
5「ん？」
ダ「ジタンに、頼まれたのかと思って……」
5「ジタン？ ジタンがおれに何を頼むって？」
ダ「その……、バレンタインのチョコが欲しい、とか……」
5「ジタンはそういうことは頼んでこない」
ダ「……」
5「他力本願なヤツじゃないからな」
ダ「……じゃあ、これは……」
5「すっかり忘れてて、まったく用意してなかったんだ」
ダ「……」
5「すっとぼけちゃおうかとも思ったんだけど、スコールが楽しみにしているみたいなんで……」
ダ「……(想像できるわ)」
5「でも！ 今の時期に、男がチョコ売り場行くのって、すっげー肩身が狭いんだよ！」
ダ「どうしてですか？」
5「だって、『もてない男が、見栄張るためにチョコ買いに来てる～』とか思われたら嫌だし」
ダ「……はあ」
5「しかも買うものがコレだから、『義理じゃなくて本命に見せかけたいみたい』とかさー」
ダ「そういうことは全然気にしないのかと思っていたので、少し意外です」
5「おれだって、結構繊細なんだぜ」
ダ「……ふふふ」
5「あ、笑ったな！」
ダ「ふふ、分かりました、わたしがお買い物してきますね」
5「ありがとう、姫！」
ダ「あ、……お買い物の代わりに、わたしからもお願いがあるのですが……」
5「うん、ナンだ？」
ダ「姫という呼び名は止めてくれると嬉しいです」
5「うん分かった、ダガーでいいか？」
ダ「はい」
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ダ「はい、足りないものは無いですか？」
5「うん大丈夫！ 助かった！ ありがとな、ダガー」
ダ「どういたしまして」
5「じゃあ、これはお礼だ」⇒輸入チョコ
ダ「え、そんな！ お礼なんていいですよ」
5「チョコレート、嫌いか？」
ダ「嫌いじゃないですけど……。これはスコールさんにあげるのではないですか？」
5「いや、この時期しか買えない珍しいチョコだから買っただけで、スコールにあげるのはちゃんとおれが作るぞ」
ダ「……」
5「な、お礼の気持ちだから」⇒再度の輸入チョコ
ダ「……お礼、なら……」
5「ん？」
ダ「……///、……わたしでも作れるチョコレートを教え……」
5「よし分かった！ 失敗しないヤツな！」
ダ「……ありがとう///」
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8「……ただいま」
8「……(……凄いチョコの匂いだな)」
8「……(……明日のバレンタイン、か？)」
8「……ふ」
8「……」
8「……(出迎えが無い)」
8「……(……キッチンにいるのか？)」
ダ「……こんな感じで良いのでしょうか？」
5「お、上出来上出来！ あとはココアパウダーをかけてラッピングしたら完成だな！」
ダ「……ふう」
5「さて、じゃあ、おれからダガーに友チョコな」⇒スプーンチョコ
ダ「まあ、スプーンの上にチョコレート！ トッピングが可愛いですね」
5「それをホットミルクに入れてクルクル回すと……」
ダ「あ、ホットチョコレートですね！」
5「ちょっとだけコアントローを入れているから香りも良いし、寝る前にちょうど良いぞ」
ダ「はい、ありがとうございます」
5「あ、ダガー」
ダ「はい？」
5「ほっぺたにチョコレートが付いてるぞ」
ダ「……あ」
5「ああ擦っちゃダメだ、動くなよ」
ダ「はい」
8「……(ジタンが見たら、怒り狂いそうだな)」←そういうスコールも覗き見中
5「よし取れた！」
ダ「ありがとうございます」
8「……(やっぱり、バッツクオリティか……)」
5「ダガー、晩飯食っていくか？」
ダ「あ、え？ もうそんな時間ですか？ そろそろお暇しないと……」
5「あーそっか、ダガーは忙しいから、引き止めたら悪いな」
ダ「ごめんなさい」
5「うん、じゃあ。明日頑張れよ」
ダ「はい、頑張ります」
8「……(良かったな、ジタン)」
▼
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5「よ、おかえり！」
8「……ただいま」←改めて帰宅しなおした
5「メシ今から作るんだ。ちょっと待っててくれよ」
8「……バッツ」
5「ん？」
8「チョコレートが付いてるぞ」
5「え？ どこに？！ ほっぺたかな？」
8「擦るな、動くなよ」
5「うん、……ん？ ……んん？」
8「……」
5「……ん゛ん゛ーっ……」
8「ご馳走様」
5「おまっ！！ 不意打ちかよ？！ バレンタインのチョコやらないぞっ！！！」
8「食べ物を粗末にするなと教わらなかったのか？」
5「……くううう」
8「楽しみにしている」
チョコレートが付いていた場合。
綺麗にふき取ってあげるのがバッツさんクオリティ。
『食べる』を発動して怒られるのがスコールさんクオリティ。←相手バッツ限定ですが。
