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Merry Christmas Mr.Leonhart [┣小ネタ(in FF)]

毎度おなじみ、レオンハート夫婦のクリスマス。
今年も、ご自宅でふたりだけのクリスマス……
…………おや?



【アレクサンドリア街外れ/災害孤児院前】
8「(小声)バッツ……、クリスマスに、孤児院への寄付をしにここまで来るのは必要なことなのか?」
5「んー、おまえには必要なことだと思うぞ」
8「……? ……(俺には?)」
5「おれは一介の薬師だけど、今のおまえは王室騎士団の第二騎士団長だからな」
8「その肩書と孤児院への寄付は結び付くのか?」
5「ノブレス・オブリージュ。地位が高くなったら、それに伴う義務も増えるってことだ」
8「……そういうものか」
5「王女やら王族が周りに居ると、こういうことは嫌でも覚える」
8「…………(……ハーレムパーティ、か……)」
5「まあ深く考えるな。それに、クリスマスにプレゼントを貰える子供たちは幸せになれるだろ?」
8「……そう、……か(……そう、だっただろうか?)」
5「……うーん……(そういえば、スコールの子供の頃って……)」
8「……」
5「あ! じゃあさ! クリスマスにプレゼントを貰えないビビを想像したらどうだ? プレゼントをあげたくならないか?」
8「……あ、……ああ、それなら……」
5「な? ビビにありがとうって言われたら嬉しいじゃん? それと同じことさ」
8「……気持ちは分かったとして、それと騎士団長がどう結びつくんだ?」
5「そりゃ、慈善事業に力を入れていると騎士団長の名声が上がれば、その騎士団長を抜擢した女王の慧眼に尊敬が集まる、と……」
8「ああ。……巡り巡ってダガーの治世の役に立つということか」
5「ん、ま、そこに至る種まきってとこだけどな」
8「……(Seed、か)」
5「今はまだ、あと10年後に盤石なアレクサンドリアを作る為の土台作りの時期だから」
8「……(種、か)」
5「国の礎って意味だからな。勘違いすんなよ?」






5「な! 子供たちが喜んでくれて良かっただろ?」
8「おまえは、子供たちと遊ぶのがうまいな。……というか、精神年齢が同じか?」
5「この格好良いお兄さんを捕まえて、何を言ってるのかな?」
8「……格好良いお兄さん?」
5「え? そこお前に否定されると、さすがにちょっと傷付くぞ、おれ」
8「……ふ」
5「あああーーー、そういう良い顔して笑われると、格好良いお兄さんを無理強いできなくなるだろーーっ!」
8「おまえは可愛いお兄さん枠だろ」
5「ちぇ、可愛い、かぁ」
8「何か不満でも?」
5「あー、いや。誉め言葉だからいいや。ありがたく受け取っておく」
8「……意外に素直だな」
5「素直というか諦めたんだ。まあどうせ、おれを可愛いなんて言うのはおまえくらいのもんだしな」
8「そんなことは無いと思うが……」
5「子どもじゃないのにな」
8「……おまえの子供の頃は……」
5「ん?」
8「クリスマスのプレゼントを貰って、……嬉しかったか?」
5「そうだな。子どもだったしな」
8「……今は?」
5「誰かさんがくれるなら、何でも嬉しいぞ」
8「……! (その逆襲はズルいだろう……///)」


この後は、二人きりで厳かなクリスマス。
チキン食べてケ-キ食べてプレゼント交換して、バッツさんのピアノ演奏なんて聴いちゃって、静かに聖夜は更けていくのだろう。

この二人は自分の世界を平定してからFF9の世界に来ているので、基本的に金持ちでアイテムもカンストしていると思われる。もしかしたら小倅は未だに給料をもらっているかも知れない。次元を超えて……。
「強くてニューゲーム」どころではないチートな夫婦。
現状としては、スコールがベアトリクスと会って、騎士団一つをぽーんと任されている状態。なんだかんだ小倅のカリスマ性に宇宙よりも広くて未知数の期待をしているんだわたしは。


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