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戦いすんで日が暮れて [┣小ネタ]

ティナのお誕生日も大団円のうちに終わり、のどかな雰囲気に戻ったか。
……つうか、戦争中にのどかでどうするよ(笑)?



9「それでいったい何していたのかな、二人で木陰に籠って?」
8「……別に」
5「テレパシーだ!」
9「……はい?」
8「大体、モーグリの着ぐるみ姿で、何をすると言うんだ?」
9「へぇ~、モーグリ姿じゃできない事ってナンだよ?」
8「……っ!」
9「何してたんだよ~?」
5「だから、テレパシーだ!」

7「……ここに居たか、3バカトリオ」
8「……(3バカトリオ?)」
5「あ! クラウド! ひどいじゃないか!!」
7「何の話だ?」
5「いきなりティナからメルトン食らったんだぞ!」
8「覚えていたのか」
5「あ、当たり前だろっ!!」
7「意外に記憶力がいいんだな」
8「ああ、意外だな」
5「スコール?」
7「まあ、残念な事に傷一つ無いんだから、いいじゃないか」
5「残念な事にって……、殺す気かよっっ?!!!」
8「おまえは簡単に死なないから大丈夫だ」
5「スコール?」
7「その殺しても死なない頑丈な能力を見込んで、おまえに頼みがある」
5「おれはゾンビじゃないぞ!」
7「ゾンビだったら、レイズをかけている」
5「ひでえ!」
9「脱線してるぜ、おい! で、バッツに頼みって何だよ?」
7「あっちでティーダがドッジの的を探しているんで、相手してやって欲しい」
8「……?」
9「え? そんなの別にバッツじゃなくたって……」
7「ティーダの底無し体力に付き合えそうなヤツを、順番に送り込んでいるんだ」
5「ひええええ?!!」
7「見事生き残ったら、チョコボファームの招待券をやろう」
5「おれに任しとけっ!」(エアダッシュ)
8「……」
9「……なんて釣りやすいヤツ」
8「……それで?」
9「ん?」
8「バッツを追い払って、俺たちに何か用か?」
7「話が早いな」
9「オレとスコールに用だったのか?! ……珍しいな」
7「おまえたちに用があるのは俺じゃない。俺はただ、二人を連れて来て欲しいと頼まれただけだ」
8「……(誰に?)」


7「連れてきたぞ」
6「ありがとう、クラウド」
9「あれ、ティナ? オレたちに用があるのって、ティナだったのか」
8「用件は何だ?」
6「うん、あの……この前のお誕生日ありがとう」
9「どういたしまして! わざわざお礼が言いたかったのか?」
8「……真っ先に礼を言うならオニオンで、その次がバッツとティーダじゃないのか?」
6「あの、お礼はみんなにしたいんだけど、わたし一人では難しくて……」
8「……それで?」
9「もしかして、オレたちに協力して欲しいってのか?」
6「……うん」
8「? ……なぜ俺たちに?」
7「ああ、俺もその理由は聞きたい」
9「ちょっと待てよ。……オレたちって、誕生日とか記念日を祝ってもらったメンバーか?!」
6「うん、だからお返しに何かしたいんだけど……でも他の人には誕生日も記念日も無いから……」
9「それで、合同でお礼イベントでもやろうってコトか?」
6「そうなの。ね、どうかな?」
9「うん、いいんじゃねーか! 第一、女の子の頼みをオレが断るワケねーよ!」
8「……」
7「俺は抜けたいんだが……」
6「え? クラウド嫌なの?」
7「おまえらと違って、ロクでもない誕生日だったしな」
8「……(確かに)」
9「あ~~……、あ、でもさ! ティーダと委員長には恩返ししてやってもいいんじゃね?」
7「他のヤツらには、超究武神覇斬を目一杯食らわせてやりたい」
8「……(分からなくは無い)」
6「……あ」
9「も~、そんなコト言わずにさ~、ティナのためにも一肌脱いでやろうぜ!」
6「どうしても、……ダメかな?」
7「……」
9「一緒にやろうぜ! な? ほら、スコールもやるって言ってるし!」
8「いや、俺は……」
6「え? スコールも……嫌なの?」
9「あんなにスコールの誕生日で頑張ったバッツに、礼をしてやる良いチャンスだぞっ?!」
8「……それはそうだが……」
9「サプライズで、バッツが喜ぶ顔が見たくないか?!」
7「興味ないね」
9「クラウドじゃねーよ!」
8「……(それは確かに見たい。きっと目を丸くした後に、思い切り喜んで顔を綻ばすだろう。にっこり笑って「すげー嬉しいぞ!」なんて抱きつかれた日には……)」
7「……落ちたか」
9「ティナ、スコールは喜んでお礼イベントに参加するってよ!」
6「本当?! ……良かった」
8「……っは!」
7「……ふ、やっと正気に戻ったか」
8「……っ///」
9「だから、クラウドもやろうぜ! この際、細かいコトには目を瞑ってさ!」
7「……では聞くが、このメンバーで何が出来るんだ?」
6「……」
9「……」
7「パーティを開くにも、誰が料理を作れるんだ?」
8「……(生で良ければ……)」
7「……やめろ」
9「バッツとティーダのどっちかが居ないと、企画も立てられねーのかー」

5「おおーーっい!」
10「あ、ここに居たっスね?!」

8「……マズい」
9「詳しい話は後でな!」
6「……う、うん!」

10「今バッツと話してたんだけどさ!」
5「もうすぐハロウィンだろ?!」
10「大人も子供も楽しめるイベントだから、派手にやりたいッスね!!!」
5「きっと委員長は知らないと思うから、闘牛用の衣裳を用意しちゃおうぜ!」
8「……(命知らずな事を……)」
9「誰がマタドールをやるんだよ?」
5「おれおれ!」
9「無理無理!」
5「ちぇ、ナンだよ~」
10「クラウドはチョコボで決まりだろっ?!」
8「……(空気の読めないヤツ)」
7「……ティーダ」
6「すごく楽しそう」
9「ティナはやっぱりお姫様かな~?」
5「ちょうどお化けかぼちゃがあるから、シンデレラとかもできるぞ!」
9「お、いいじゃんシンデレラ! そしたらおれが王子な!」
10「ジタンは孫悟空だろっ!」
9「ナンだと?!」
6「わたし……ぬらりひょんが良いな」
8「……(ぬらりひょん?)」
6「砂かけ婆でも、いいかな」
7「……砂かけ婆?」
5「うんうん、好きなのをやればいいんだ! 楽しければ何でもいい!」
10「んじゃ、オレたちは、かぼちゃ料理や配るお菓子の準備すっからさ!」
5「他にも何か面白そうな事、考えとけよ~」

7「……台風のようなヤツらだ」
6「あの二人がいるだけで、あんなに盛り上がるんだね……」
8「……(そもそも、このメンバーに無理がないか?)」
9「ん~~。なあ、とりあえず『お礼イベント』はちょっと延期して、ハロウィンで盛り上がるか」
6「……」
9「あ~、そんな落ちこむなって! ハロウィン終わってから、もう一回このメンバーで集まって、ちゃんと企画しようぜ!」
8「……その方が無難だろうな」
7「……(棚上げしたまま、ゴミ箱行き企画でいいじゃないか)」
9「その間に、それぞれが企画を考えて持ち寄れば、もうちょっとマシな展開になると思うぜ?」
6「……うん、そうだね」
9「ついでに、クラウドの性根も入れ替えさせないといけないしな!」
7「おまえが言うな、不幸の元凶その一」
8「……(しかし、企画と言っても、このメンバーではな……)」
9「そんなの、やってみなきゃ分かんないじゃんか! ティナの為にも頑張ってみようぜ!」
6「……ありがとう」
8「……」
9「スコール、ちょっと来い!」
8「ナンだ?」
9「おまえは、バッツを喜ばす事だけ考えればいいから(小声)」
8「……」
9「バッツの為に、一生懸命考えろよ(小声)」
8「……努力はしてみよう」
9「んじゃ、他のヤツらに悟られないように、各自企画を考えてくる事! で、いいか?」
6「……うん、分かった」
7「……なぜ俺まで……」

8「……(バッツが喜ぶ事、か)」


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そんなワケで、この話は11月に続く。
ジタン頑張れ。
他の3人を当てにしちゃいかんぞ。



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