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Happy Halloween! [┣小ネタ]

本気でやる気か。
委員長の闘牛やら、クラウドのチョコボやらを?
立候補したティナの砂かけ婆は良いとして、他のメンバーの運命は?



1「みな、戦闘服は着たな?」
8「……(戦闘服?)」
1「武器の準備も、怠りないな?」
2「万全だ、俺にぬかりは無い!!!」
1「うむ、みな問題は無いな?」
3「……頭が重くて、僕の長所である速が生かせないよ!」
1「多少速度が落ちたくらいで文句があるなら、私が相手になろう」
6「委員長、わたしも加勢します!」
2「俺も委員長に助太刀するぞ!」
4(暗黒)「僕も……」
3「えええ?!!」
9「……足が遅いメンバーが……(ティーダ、オレたちも気をつけような)」
10「ナンだか恐いッス!」
1「動きが鈍くなっているのは、若干名を除けばみな同じ! 文句はあるまいな?」
3「……は~い」
1「では、参るぞ!」
2「よし、行こうぜ!」
7「……(勘弁してくれ)」

8「……(なぜこうなった?)」
5「おれもよく知らないんだけど、仮装について順番に伝えてるうちに、どうも伝言の中身が変わっていったらしいんだ」
9「オレはちゃんと、バッツとスコールに『本来のハロウィンは、子供がお化けなんかに仮装して「Trick or Treat?」って言うと、大人からお菓子を貰える行事。ま、最近は大人も仮装して楽しんでるけどな』って説明したぜ?」
5「おれはティーダに、『子供がオニオンしか居ないから「Trick or Treat?」は置いといて、みんなで仮装してお菓子を配ろうぜ!』って言ったんだ」
10「オレはセシルに、『みんなで仮装して、お菓子を配ろう』って言ったら、『「Trick or Treat?」も言った方がハロウィンっぽいよ』ってセシルに返されたッス!」
4「僕はオニオンに『ハロウィンだからお化けの仮装をして、色んな人に「Trick or Treat?」と言って回るんだ。「Trick」はいたずら「Treat」はもてなしだから、大人から「いたずらしないでね」ってお菓子が貰えるイベントなんだよ』って説明したんだけど……」
8「……(ここら辺りまでは、まだまともだな)」
3「僕はティナに、『お化けの仮装をして「Trick or Treat?」ってハロウィン特有の台詞を言うと、お菓子を貰えるんだ。もしお菓子をくれなかったら、相手にトリックを仕掛けるんだよ』ってちゃんと言ったよ?」
6「あ、わたしは……クラウドに『みんなで仮装して「Trick or Treat?」って決め台詞を言い放った後、お菓子を貰えなかったらトリックを仕掛けるんだって』……って、伝えたんだけど……」
7「……俺は、フリオニールに『仮装して「Trick or Treat?」とお互いに戦線布告、相手に罠を仕掛けて菓子を貰う行事』と言っておいた」
2「あれ? 俺は委員長に『仮装して「Trick or Treat?」と相手に宣戦布告した後、お互いに罠を張って戦う行事』って説明したかも……」
8「……(待て! 菓子はどこへ行ったんだ?!)」
1「仮装をするというハンデを背負いながら戦う。しかも、敵はどんな汚い罠を張って我々を待ち伏せしているか分からないという緊迫感のある舞台でだ! だがしかし、キチンと「Trick or Treat?」と戦線布告をする辺りは、正々堂々としていて好ましいではないか!」

9「……どおりで、あのミノタウルスみたいな牛頭を、文句も言わずに被ったハズだよ」
4「誤解を解いてあげた方が、良くないかい?」
10「今更言ったら、オレたちがヤバイッスよ?!」
5「おれは自分が可愛い」
8「……(バッツ、保身に走るのか?)」
5「スコールだって、こんなことでエンドオールは食らいたくないだろ?」
8「……(そうだな)」
9「ま、カオス軍にだって、このくらいのジョークは分かってくれるヤツ居るって!」
4「……兄さんに被害が及ぶような事は無いだろうね?」
10「セシルの兄さんは、一番ハロウィンを分かってくれてそうだから、きっと大丈夫ッス!」
7「エンドオールでやられるべきは、あの腐れ英雄だ」
3「チョコボの姿で言っても、説得力ないよ。クラウド」
8「……(おまえはパンプキンヘッドのくせに……)」
9「獅子舞姿で突っ込まれてもな~」
8「こんな格好、やりたくてやっているんじゃない!」
5「獅子だから、いいじゃん、な?」
10「スコールに噛まれると幸せになるッスよね?」
8「……思い切り噛み砕いてやろう」
1「さあ着いたぞ! みな宣戦布告の準備は良いな?」

【過去のカオス神殿】
コスモス全員「Trick or Treat?」
親父「んあ? ナンだおまえら? 珍妙な格好しやがって!」
兄「ああ、ハロウィンだな? そら、菓子をやろう」
4「良かった……兄さんはやっぱりハロウィンのしきたりを知ってた……」
兄「……? セシル……、か?」
4「うん! ほら同じ銀髪だし癖毛も似てるから、なかなか良い感じになったと思うんだ」
兄「……(絶句)」
4「触手が大変だし、ちょっと寒いけどね」
暗雲「わしの真似か?」
クジャ「同じ銀髪なら、普通は僕の格好をするんじゃないのかい?」
4「……そんな、恥ずかしい格好は……さすがに……」
9「待て! 暗闇の雲の方が、コスプレするには恥ずかしいだろ?!!」
クジャ「……ジタン? これはまた、バカっぽいおサルさんだね~」
9「うるさい! Trick or Trick!」
8「……(Treatはどこに消えたんだ?)」
クジャ「受けてあげるよ、君の悲鳴を聞かせてもらおうか」
1「うむ、ジタンのところは戦闘が始まったようだな」
2「俺たちもこうしちゃいられないな! 行くぜ、キンピカ皇帝!」
皇帝「ハロウィンの何たるかも知らぬ愚民め! わが足元にひれ伏すが良い!」
2「UTの発売は明日だからな?! 実質、空中HP攻撃の無い皇帝など恐れる事は無い!!!!」
皇帝「貴様だとて、地上特化のくせに!」
2「くっ! 背中の棺桶とのばら100本が重くて飛べない……!」
皇帝「はっはっは、逃げ惑え」

5「……トンでもない事になってるな」
道化「Trick or Treat~?!!」
5「お、先に言われちまったか!」
道化「お菓子くれなかったら、い・た・ず・ら・しちゃうぞ~」
5「うん、ほら! パンプキンクッキーだ!」
道化「うひょひゃひゃ~♪ お菓子~お菓子~♪」
5「いつ見ても、仮装みたいな格好だな」
大樹「いったいこれは何の騒ぎだ?」
5「よ、エクスデス! Trick or Treat?」
大樹「カメエエエエエ!!!」
5「ちょ! いきなり攻撃してくるか!」
大樹「カメの分際で!!」
5「仕方ないな~、んじゃやるか! 食らえ! ギード甲羅アタック!!!」
大樹「ファ、ファーッッ!!!」

7「……(どさくさに紛れて帰るか)」
英雄「やはりチョコボだったか」
7「……」
英雄「どうした? 菓子が欲しいのか? それともギサールの野菜が良いのか?」
7「……むしろ菓子をやるから、これ以上付きまとうな!」
英雄「乗ってやるから来い! 雛チョコボ!」
7「誰が雛だっ!」

3&6「Trick or Treat!」
魔女「これはこれは、パンプキンヘッドと……何の仮装ですか?」
6「あ、こ、これは砂かけ婆です」
魔女「婆? ……ふ、若いから出来る仮装ですね」
3「お菓子くれなかったら、攻撃するよ?」
6「砂塵よ……」
魔女「待ちなさい! はい、ベルギー製のチョコレートをあげましょう」
3&6「ありがとう、綺麗なお姉さん!」
魔女「獅子と違って、良い子たちではないですか♪」
8「……(そのチョコに、変な薬が混ざっているんではないだろうな)」

親父「まだまだ菓子の欲しいお年頃ってか」
10「菓子なんかいらねーよ!」
親父「ほれ、玉子ボーロやるから、決まり文句を言ってみろ」
10「玉子ボーロ?! 幾つのガキだと思ってんだよっ!!」
親父「可愛くねえガキだな、誰に似たんだか」

1「見つけたぞ、ガーランド!」
輪廻「……」
1「Trick or Treat?!!!!!」
輪廻「もてなしてやろう」
1「……は?」
輪廻「自分で言っておきながら、何を驚くのだ?」
1「……罠、か?」
輪廻「なぜ罠と思うのだ? 『いたずらかもてなしか?』と貴様が聞いたのではないか!」
1「……?」
輪廻「まさか、ハロウィンがどういうイベントか、知らぬのではあるまいな?」
1「まず「Trick or Treat?」と宣戦布告をし、仮装をするというハンデを背負いながら、お互いに罠を張って戦う行事ではないのか?」
輪廻「……」
1「違うのか?」
輪廻「……大人のもてなしだ。何も言わずに飲め」


……こうして、ハロウィンの夜は更けていく。
夜闇に、酔っ払いと化した委員長の「光」連呼がこだまするばかりであったとか。
その攻撃の矛先が、全てコスモス戦士であったとか無かったとか。



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